某清涼飲料水で豆腐を作る
豆腐の作り方は知っている方も多いと思う。簡単に言えば、大豆から豆乳を作って、にがりなどで凝固させるのだ。さて、にがりで豆乳が凝固する仕組みを少し考えてみる。にがりの正体は塩化マグネシウムと言う物質だ。詳しくは知らないが、豆乳に含まれる蛋白質がにがりのマグネシウムイオンとどうにかなって固まるらしい。蛋白質は二価の陰イオン(?)、マグネシウムが二価の陽イオンだから、そういう関係? わからないから、誰か教えて〜
と書いたら、早速「違う!」とご指摘を頂きました。
タンパク質は2価の陰イオンじゃないッス(^^;
長ーいヒモ(タンパク質分子)を思い浮かべて下さい。その中に(モノにも
よります)たくさんCOO(-)となってる部分があります。(pHによる)
あくまで部分的には1価の陰イオンね。
基本的には、それがMg(2+)によって「分子間」でイオン結合して凝集する
ハズです。(タンパク質−Mg−タンパク質 ってなぐあい)
分子内で環状になって絡んでるのもあるとは思いますが。
と言う事らしく、失礼しました。
つまり、マグネシウムイオンがあれば何でも良いのだ。何でもいいのだから、突撃実験室ではポカリスウェットを使ってみるのだ。
ポカリスウェットと、電解質の表示。Mg2+ がマグネシウム(多分)
まずは大豆から豆乳を作るのだ。基本的な手順は以下の通り。正しくないかもしれないが、豆腐屋じゃないので許してくれ。
1.信州産の有機栽培な大豆 2.一晩水につけてふやかせる 3.ミキサーでペースト状に。
4.ペースト状の大豆をを煮る 5〜6.布でこし、さらに搾って出てきたのが豆乳だ。
豆腐を作る際の副産物として、ゆばやおからができる。ゆばは豆乳を熱すると、牛乳と同じようにできる蛋白質の膜(多分)。おからは豆乳を搾った後の、しぼりかすだ。最近は食う人も少ないかな?
左・「豆乳」と「おから」 右・「ゆば」
次は、豆乳を凝固させるのだ。豆乳が熱いうちにポカリスウェットを流し込む。冷たいと駄目と言う話しを聞いた事があるので、ポカリスウェットも暖めておく。実際にポカリスウェットを流し込むと、豆乳がもろもろになる。次にもろもろを布でこして集め、きれいな水にさらして洗う。洗わないと、変な香りが残ったりするのだ。
上・ポカリスウェットを暖めておき、それを先ほどの豆乳に入れる。
下・すると、豆乳がもろもろとなってくる。それを集めて団子にした。
実際に出来上がったものは、売っている豆腐のようは固まってくれないが、それなりに凝固している事はわかる。実際に食ってみると、おえ〜〜。不味い。大豆の青臭い香りにポカリスウェットの、シトラス系の香りが混ざって食えたものじゃない。それに、掃除が大変だった・・・
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