備忘録その1−蛍光灯
いま住んでいるところに入居する前から、ボール型の電球が4つ並んだだけの電灯は天井に存在していた。でも、これがまた気に入らない! デザインのセンスの「せ」の字も感じさせないプアな見栄えを呈しているだけでなく、60ワットの白熱電球が4つで合計240ワットも食う。夜行性だから稼働率が高く、電気代が無駄であるのだ。
そんなわけで、効率の良い蛍光灯に取り替えようと思っていた、まさにそんなころ。秋葉原の鈴商で、36ワットのU字型蛍光灯と、それ用のインバータ(電子式安定器とケースには書いてある)のセットが、1000円で売られているのを見付けた。これは安い。早速2セット買う。
さっそく取り付けてみて、にべも無い電灯をグレードアップしてみるも...
輪を掛けて見栄えは悪化。にべもしゃしゃりも無くなった。
しかし、他に必要だった小物(電線・端子台・両面テープなど)を含めても3000円程度と、金を掛けずに省エネに貢献するとともに部屋が明るくなったから良しとしよう。白熱電球の電光変換効率は4%前後と言われており、例えば総計240ワットの電球では僅か10ワット程度しか光にならず、残りは虚しく熱になるだけである。蛍光灯だと、効率は25%を超えるそうで、エネルギーの節約になるだろう。
取り付けはこんな具合。何しろ、賃貸なので天井に穴を空けたりすることは出来ない。従って、少し強引な付け方となった。インバータは、スポンジタイプの強力な両面テープで取り付けてある。インバータは少々発熱するが、コニシの製品で100度程度まで粘着性能を保証している両面テープがあるので、そういうのを使えば問題ない。それでいて、剥がしても接着剤が残らないから、侮ってはいけない。
蛍光灯とソケットは、外れやすいのでビニールテープを巻いておく。蛍光灯自体は、既存の電球に吊してあるだけだ。緑色の24ゲージの細い電線を針金代わりにして使っているが、蛍光灯は高温になるので、念のため耐熱被服電線を使う。この電線、物を縛るなど案外何にでも使えて便利なので、電線以外の用途にもよく使っている。後は、インシュロックで余分な電線を束ねて終わり。
電球よりは白っぽい事務的な色だが、一応電球色である。
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